ケアマネジャーとは

2024-01-03 00:00:00

ケアマネジャーってどんな仕事してるの?

ケアマネージャーのお仕事内容・役割

ケアマネージャーの仕事内容について、サービスの概要や具体的な仕事内容、どのような人がケアマネージャーになるのかを説明します。

 

ケアマネージャーが提供するサービスの概要

ケアマネージャーが提供する主なサービスは大きく分けて在宅と施設にわけられます。

  • 居宅におけるケアマネージャーのサービス概要
    サービスを利用する要介護者など(以下、利用者)から相談を受けて、利用者の心身機能や食事・排せつ・入浴などの生活状況を把握・分析します。利用者の自立に必要な訪問介護やリハビリ、デイケア、デイサービスなどの介護サービスを利用するためのケアプランを作成します。介護サービス事業者などと連絡調整を行い、定期的に利用者の状態やサービス使用状況を確認し、必要に応じてケアプランの変更・追加を行います。
  • 施設におけるケアマネージャーのサービス概要
    施設入所している利用者が施設内にて自立した日常生活を送れるように、施設内で受けるサービスの計画を立てます。施設の看護職員や介護職員等とケアプランを共有し、状況に応じて適宜、調整を図ります。

 

ケアマネージャーが介護保険上で行う仕事内容

利用者へのケアマネジメントがケアマネージャーの主な仕事です。ケアマネジメントは利用者のアセスメントからモニタリングまでの一連の流れをさします。

アセスメント 利用者の心身の状態や生活状況の把握・評価・分析して、解決すべき生活課題を明確化し、介護サービスの利用によって生活が自立に向かう可能性の予後予測を立てる。
ケアプラン作成 利用者からの相談内容と面接調査に基づいて、ケアプランを作成する。利用者の総合的な援助方針、目標と目標の達成時期を設定し、目標達成のために必要なサービスの種類・頻度・スケジュールの設定を行う。
サービス担当者会議 作成したケアプラン内容について、各サービス提供事業者からの専門的な視点で検討し、調整する。多職種間で利用者の目標やサービス内容を共有し、利用者の同意を得られたらサービスを開始する。
サービス提供 ケアプランに沿って、各介護サービスの事業者との連絡調整を図り、適切なサービス提供に努める。
給付管理 介護サービス利用で発生する金銭の管理を行う。給付管理票を作成し、国保連に送付する。
モニタリング 定期的に利用者の自宅へ訪問し、サービスの実施状況の確認・評価をして必要に応じてサービスの変更・追加を行う。

そのほかにも、ケアマネージャーは以下の仕事を行っています。

 

  • 地域の医療・福祉サービスについての情報収集と利用者への提供
  • 利用者や家族からの相談、苦情への対応
  • 市町村より委託された要介護認定調査の実施

 

ケアマネージャーにはどのような人がいる?

    ケアマネージャーとは、次の要件を満たしている人が受験資格を得られます

    法廷資格保有者

    医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義歯装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道福祉師、栄養士(管理栄養士)、精神保健福祉士の資格を持ち、資格に基づく業務に5年以上従事した人

    生活相談員

    介護老人福祉施設、特定施設入居者生活介護などにおいて相談援助業務に5年以上従事した人

    支援相談員

    介護老人保健施設で相談援助業務に5年以上従事した人

    相談支援専門員

    障害者施設、児童福祉施設などで5年以上勤務した人

    主任相談支援員

    生活困窮者への相談支援業務などに5年以上従事した人